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Ver.7の改造と評価 [真空管アンプ]

2009-10-11
6EJ7&12AT7&6V6GT Ver.7改

IMG_7594.png

実験と変更箇所
1. 出力トランスのインピーダンス変更
今回は、出力トランス(以後O.P.T.)のインピーダンスの変更を行い、どの様な変化があるかを実験してみる。
O.P.T.(FM-6WS(ファインメットコア使用))は、2.5k、3.5k、5kの3種類の変更が可能である。
結果として、2.5K、3.5K、5Kと変化させると、ボリューム位置が同じでも、音のダイナミックレンジが広がったような変化を感じる。このトランスでは、初期の予測とは異なり5Kで使用。
理由として、3種類のインピーダンス変更の中では、5Kが張り出し、存在感、雰囲気が小生に好みにあった。
このO.P.T.の高域から低域の伸びは全体の表現力を変えるようで、存在感がより一層深く感じる。
O.P.T.のインピーダンスを変化させて真空管との組合せを見つけるのがベストであるが、もう体力の限界である。
Ver.7ではO.P.T.のインピーダンスは5Kと決めた。

IMG_7168.png

O.P.T.のケーブルはゴチャゴチャもう少し綺麗にマトメられるタイプを考えて!
因みに
 B電源、真空管側  〔茶(B電源)、赤(Pプレート)、橙(SG空き)〕
 スピーカー側(8Ω)  〔黒(COM) 、白(5K)、灰(3.5k)、紫(2.5K)〕

2. 真空管の選択
①. 出力段の真空管の選択
出力段の真空管は6V6GT(Electro-Harmonix 以後E.H. )製のみ、本来もう少し多くの球を試したかったが、今回の出力管はE.H.のみとした。

②. F.B.管の選択
12AX7と12AT7の選択
F.B.管は、12AX7(E.H.)&12AX7(Tronal)&12AT7(Telefunken)を試した。
前段に6BX6、出力段に6V6GT(E.H.)としテストを始めた。
12AX7と12AT7の音質は、12AX7(E.H.) の方が硬く12AT7(Telefunken)は柔らかくダイナミックに聞こえた。
F.B.管はあまり影響はしないかと思っていたが、聞き込んだ結果Telefunkenの12AT7は、繊細且つ遠近感の表現力には特出しているものがあった・・・ 
ということでF.B.管は、12AT7(Telefunken)にすることとした。

③. 初段の真空管選択
更に初段の管を追い込む為に数種類の組合せで試聴してみた。
6BX6(松下)&12AT7(Telefunken)&6V6GT(E.H.)
悪くはないが、6BX6の硬さが強調されこのアンプとのマッチングはイマイチと感じた。
6BX6(TELAM)&12AT7(Telefunken)&6V6GT(E.H.)
少し骨太の音に振リたかったら、TELAMを使いこの組合せもよい。
6EJ7(松下)&12AT7(Telefunken製)&6V6GT(E.H.)
6EJ7(松下)は悪くはないが、左右のバランスが取れずマッチングが良くない。もしペア管ならばもう少し臨場感が出てベストになったかもしれない。
6EJ7(RCA)&12AT7(Telefunken)&6V6GT(E.H.)
ペア管の6EJ7(RCA)は、非常にバランスが良くエネルギー感・音場ともにすばらしい。

最終的に6EJ7(RCA)&12AT7(Telefunken)&6V6GT(E.H.)の組合せとした。
現物を作るのも大変であるが追込みは更に大変である、小生の愚耳での判定は時間との勝負である。O.P.T.のインピーダンス&真空管の組合せ等々を考えると時間は幾らあっても足りなかった。

IMG_760.png

3. その他
①. 抵抗のW数の変更
 当初1200Ω(2W)を使用したが、容量不足で抵抗が焼けた、結構な発熱である。
IMG_74932.png

1200Ωの抵抗を2W→3Wに変更
IMG_74962.png


②. パイロットランプの取り付け。
今回は、Ne管を使い電源はAC100vからとった。
IMG_7600.png


③. O.P.T.の鳴き??
O.P.T.の負荷(スピーカを繋いでいる状態)ありの状態で発信は無いが、無負荷状態にすると、可変抵抗(100kΩ)のボリュームが半分の位置でO.P.T.付近よりカリカリと言う音が聞こえる・・・。
この音は、筐体内部から聞こえることが分かった。①で1.2kΩの抵抗を2W→3Wに変更したことで、部品の位置関係が変わり抵抗と筐体間での放電が始まったのであろう。
部品の実装を僅かに変えることで問題は解決したが、50v前後の放電は初めてで原因は不明である。

試 聴
今回の試聴は、H.D.録画された ” 氷の微笑2 ” で比較してみた。
この映画の2分弱のイントロでは、比較的ワイドレンジで 雰囲気・臨場感・空間表現力・力感を上手く表現している。
この高密度の 録音・録画は、音響比較する上では非常に分り易く自作アンプとスピーカの比較に使ってきた。
小生のような記憶力の落ちた者でも、短時間なので扱い易い。
最初に出てくる、車の疾走シーンが録音的には面白い、このシーンとあいまって重低音の車が通過したときの重さというかリアリティ感を体感できるのも嬉しい。
小生の場合リアルオーディオではなく、映像を見ながらの臨場感と音を楽しむ趣向に走っているため、このような媒体をツイ選んでしまうことが多い。

今回は、小生のメインアンプのVer.6(6BX6&12AT7&6BQ5)と比較をしてみた。
VER.7改では、重低音と骨太感ではVer.6には力負けしてしまう。
但し、Ver.7改には柔らかさとか、独特の雰囲気、繊細な部分、奥の深さがある。人は線が細いと言うかもしれないが万人向けの良い音だと思う。
総じて軽く映像を見ながら聴き流すのはこのアンプの方が楽かもしれない。
これでいいのだ??
力感よりも繊細感と優しくソフトな音作りを目指し、小生もジジーになって行くのである。

後日談
当初、初段をRCA(6EJ7)にしたが、6BX6(TELAM)&12AT7(Telefunken)&6V6GT(E.H.)の組合せも良いと感じたのでもう少し追込みをかけてみた。
この組合せで基準電圧を55v→50vに変更したところ、このアンプでは感じられなかった力感と遠近感を味わうことができた。こちらの方が上かも・・・
ということで現在使っている、基準電圧50v、6BX6(TELAM)を最終図面として載せた。
支離滅裂な結論となってゴメン、またまた小生のいい加減なところが・・・
                             (。・人・`。))ゴメンネ

Ver.7改の最終回路図
6V6Ⅲ2.png

雑 感
タカチのシャーシ
このシャーシ(BDN16-26-9)の振動抑制効果は相当なものである。筐体を叩くとコツコツと内部損失が多い音が聞こえ響く音はしない。
前回のVer.6では、O.P.T.の上に鉛の振動防止ウエイトを置くと僅かに締まった音に変わったが、Ver.7改ではウエイトを置いても音の変化は無かった。
このことで超三結のウイークポイントである振動に関しては、充分な抑制効果があったと考えられる、シャーシ加工も大変であるがリターンも大きい。
                         \(^o^)/
O.P.T.(FM-6WS)
試聴での評価は、真空管(6V6GT)の音ではなくO.P.T.の影響が大かもしれない?
全ては相互効果があるので、な~んちゃって本当はどちらか分らない・・・逃げる!

O.P.T.(FM-6WS)の帯域に付いては、低音も高域も充分に伸びており素性の良さを感じる。反面中域の張出しが少し減ってしまう。又、高域の僅かな暴れを感じるのも事実である。
O.P.T.は真空管アンプの最重要部品の一つであるので、三栄変成器(OPT-5SR)他の組合せも試してみたいが・・・

6BM8
真空管アンプを作り始めた頃は6BM8が一番と考えていたが、数種類の真空管で超三結アンプを試作した結果、別に6BM8でなくても良いではないか・・・
いや、6BM8以外の球のほうが良い音をしているのでは・・・ などと考えてしまう。
それほど6BM8の超三結の音はショックであり、小生の頭の中に固定概念を植えつけてしまった。
追記、もう少しコストパフォーマンスが良かったら6BM8はすばらしい球である。

ジジー
今回の6V6はシャーシ加工でツマズキ、もう3ヶ月近くが過ぎてしもーた。
早く仕上げて次の新型プレーヤに行きたいのであるが、このスピードでは今年中は無理かも知れない。構想は出来ているのであるが・・・
このままでは、真空管アンプは、超三のシングルだけで人生を終わりそうである。
出来得れば超三のプッシュプルアンプも試作してみた~い。
時間をくで~!!
        (^_^;

最近思うのであるが、年と共に全てに金を掛けすぎる傾向が出てきた。
値段が高ければ良い音がするのか・・・
 
 恥じかし~い!! 
  金満主義
    体裁を気にする
     現実から逃れる
      空想に耽る
       行動力がなくなる
         頑固一徹になる
         ヒラメキがない  
          全てを他人に任せる等

  なんともジジーチック! 

小生もこの領域に入ったのかも知れない・・・
                     (^_^)/〝〝

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shira

 ご訪問ありがとうございました。
 ホントに初心者からアンプ組んだんですか?
by shira (2009-11-26 00:32) 

hiho

shira様 初めてのniceをいただき有難う御座います。ご質問の件、8年前に初めて真空管キットを組み、少しずつ理解して来ました。net上の諸先輩の図面等を参考にすれば初心者でもアンプ作りは出来ると思います。 8年前にエレキットを作っていますから、今では初心者でないですね?
by hiho (2009-12-01 11:28) 

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