So-net無料ブログ作成

アナログプレーヤの改造 Ⅲ (完成) [レコードプレーヤー]

2011/8/2

TP-L50の改造
IMG_6349.png



電気系の収納ケース加工
1. 電気系のアルミケースに穴あけ
ケースリニアM.png


2. 仮組み後、 電気系の部品をアルミケースに移植
プレーヤ電源2.png


3. モータ・基板間のケーブルの作成
 コネクターはD-sub(15ping)を使った。
IMG_6243.png


筐体加工
1. ボードの穴あけ
スピンドルの穴・リニアモータ駆動部・アーム取り付け穴である。
ボードの層でアームの穴径が変わるので要注意。
ケーブルが通る部分も表に穴を掘る。
IMG_6287.png


2. ボードの接着
コニシの木工用ボンド(CH18)で接着、遅効性で付けた後も修正は効く。

3. リニアモータ駆動系の電気配線
ケーブルの延長と端末D-subコネクターにハンダ付けをする。
IMG_6300.png


4. 軸受の補強
軸受けのプラスチックギヤを外したところ、思っていたよりもガタがある。
TP-L50の軸受は、筐体と軸受の接触面が小さくネジ止めでは不安定である。

対策として、アルミ板(φ15cm×1cm(H))に軸受けを固定した後、筐体にネジ止めした。
アルミ板と穴(φ8mm)の直交度が良いと仮定し、こちらを基準面として使った。
軸受(TP-L50)の上面をヤスリ、軸に対して直交を出した。
軸受けはアルミ板のφ8mmの位置に合わせ3箇所のビスで固定した。
IMG_6282.png


ここで問題が発生した、アルミベースの穴径(φ8mm)が僅かに大きい、これでは軸受(TP-L50)のガタがそのまま出てしまう。

対策として、8箇所をポンチでカシメ(金属を歪まして)ガタを取った。
軸を付けたまま、ギリギリまでカシメ、軸を回転させガタがなくなるまでこれを繰り返す。
筐体に軸受・ターンテーブルを付け、ターンテーブルの端を押してもガタはなくなった。
この状態で軸を回すと抵抗がありガサガサと手に伝わってくる。
対策として、ターンテーブルを付けて手動で回転させ馴染ませた!
IMG_6283.png
     職人仕事である、小生も職人になれるか?
                ンナ分けないだろ・・・

軸受・軸は回転の要である。
プロの加工技術・加工機が有れば良いが素人加工ではこんなものである。
次に、軸を抜き取り、綺麗に軸・軸受をアルコールで洗浄してグリースを補填した。

手動で回転させ、目視で水平に滑らかに動いたので合格とした。

5. リニアモータの位置合わせ
リニアモータ下部に樹脂板(5mm厚)を半弧に加工して高さ調整をした。
リニアモータの駆動部とマグネットが当たらないギリギリの位置を探しネジ止めした。
IMG_6294.png

IMG_6303.png


6. モーターの試運転
軸受をネジ止めして制御系電源を付け試運転する。
アンプ作りでも電源投入は、一番緊張するが・・・
  しかしながらテーンテーブルは、何事も無かったかのよう滑らかに始動した。

カメラのストロボを使用したため、止まっている様に見える。
IMG_6308.png


7. アームボードの製作
アームボードは、3mm厚のアルミ板をD.Y.I.ショップで購入。
アルミボードに穴(φ26mm)を開け、ベースを裏側よりネジ止め。
IMG_6326.png

 
アルミボードのビス穴を追加工して、アームを取付け撮影。
IMG_6332.png



8. ストロボの製作
最初に付いていたネオン管は、経時変化で暗らくなってしまった。
今回は、蛍光灯で代用するが、後日、電源はトランスより出ている100VのACを使い、2個のLEDと2個の抵抗を使ってストロボの作成を予定している。

9. カートリッジを付けアームの高さ合わせ
適当に目視で行った。

10. 塗 装
頭の痛い作業であるが、今回はボードの塗りはせず白木のままとした。
後日塗る予定。



Linnプレーヤとの比較
Linnは小生の憧れのレコードプレーヤでもある。
コピーした訳ではないが、共通点の多い装置になってしも~た!

① トーンアームは、Linnのオプションと同じ構成となったが、これは偶然オークションで落としたものである。

② Linnはベルトドライブ・OTTOはリニアモタードライブで、双方ともターンテーブル背面中央部の突起物を駆動している。 どちらもコギングの点では有利なはずであるが、トルクの点ではLinn・付帯音の点ではOTTOの方が有利か?

③ この背面突起物の影響で剛性を稼ぎ共振点を変える効果があるのかもしれない。
どちらにしてもターンテーブルの固有振動数は残るはずで、何Hzぐらいの音が良いのかを知りたい。


プチ視聴
カートリッジも昔の物しかないが、TP-L50改の大雑把な視聴をしてみた。

超強力なモータを使たり、巨大慣性モーメントテーブルを使ったものとは違い、力強くレコード盤の溝を切り取るような音はしない。
TP-L50の弱点であった、非弱な筐体・軸回りから脱皮したことで、精度の高いクリアな音がでる。
このように軸受を固め、余計な振動を内部損失の大きい筐体(シナラワン)で吸収させるのも悪くはない。
リニアモーターは非力ではあるが、飽くまでスムーズ、且つ安定している。
結果として出てくる音は、手持ちのTP-L3と比較しても透明で情報量も多く、良質なレコードでは3D効果も楽しめる。

音はテーブルの素材・製法・質量にも関係するかも知れないが・・・
という事は、レコード再生とは、レコード+シート+ターンテーブル+軸受け+筐体の音を聞いているのか・・・??
勿論、最重要のファクターとしてカートリッジ+シェル+トーンアームの組合せもある。
まだ、何も判らない・・・


これでやっとアナログ地獄の一丁目に到着した?
二次改造を行なう予定もあるが、暫くはこの状態でテストしたい。
  ああ~しんど 爺には体力も根性も無くなる、寂しい~!



にほんブログ村 PC家電ブログへ にほんブログ村 PC家電ブログ ピュアオーディオへにほんブログ村 その他趣味ブログ 電子工作へ

nice!(3)  コメント(10)  トラックバック(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 3

コメント 10

song4u

レコードプレーヤ改造記録を全編読ませていただきました。
いやあ、楽しい作業だったことがひと目で分かる記事ですねえ。
ひとことだけ言わせていただければ、実に羨ましい!・・・であります。^^

ぼくの場合、プレーヤは納戸に仕舞いっぱなしです。
ああ、根性なしだなあ(身体が動きません)・・・というのが正直な思い。
こんな風じゃ未来永劫、身体が動く日なんて来ない気がします。
午後から何かやってみようと思います。
ありがとうございました!
by song4u (2012-04-30 11:59) 

Sasha

song4u様
メールありがとう御座います。

現在プレーヤーは、ペンディング状態です。
良質のプリアンプ又はトランスとカートリッジを買うと結構な出費と成りますので手が付けられない状態です。
コンピュターのCDのリッピングでも相当に良い音がするので、今はリッピングでごまかしています。
究極のアナログ再生ならばレーコードを選びますが、今後お金が貯まりましたら評価してみたいと思います。
オーディオは、やる事が非常に多いので時間と金と頭脳の勝負だと考えています。何処まで出来るか分かりませんが頑張ってみます。
Songu4uさんのレーコードプレーヤー復帰を願っています。

又遊びに来て下さい。 宜しく
by Sasha (2012-04-30 19:46) 

SEED

始めまして こんばんは
このプレーヤーは私のお気に入りです♪
今のままでも充分にいい音ですが、これやってみたいと思います。
現在このプレーヤー3台持っています♪

by SEED (2016-02-10 19:56) 

Sasha

SEED様
メール有難うございます。
さて、私もこのプレーヤーのファンで2台所有しております。
現在、この改造プレーヤーは冬眠状態です。
 プリアンプ探しで早や5年が経過してしまいました。
塗装無しで放置しておりますが、これを期にアナログオーディオを始めたいと思います。


by Sasha (2016-02-13 18:09) 

SEED

ご返事ありがとうございます。
私も作製してみたいと思います。
いまオーディオの先輩がこの機種の前の機種をギリギリの磁力で
まわるか実験したのがあります うちではまわりませんでしたが
(50Hzと60Hzの違いかと...)
位置を調整してまわるか試してみたいと思います
強力なモーターより滑らかなモーター
以前は初動を手で廻すプレーヤーも存在したほどですので♪

by SEED (2016-02-17 05:41) 

Sasha

SEED様
メール有難うございます。
モーターのコギングを考えた場合、手で回し慣性で動かすのは理想的と考えられますが無限に動くわけでは在りません。 ですので極性の多いTP-L50の120極モーターは理想に近いのかもしれません。 50Hzと60Hzを変えた場合、確かにモーターのトルク変動があり50Hzのほうが滑らかと思われます。 慣性モーメントとコギングの相関関係はと聞かれますと、実聴した場合、私には分からないかもしれません。

SEEDさんの言われるようにこのプレーヤーは、素でも十分に良い音です。 しかし私の実験では、筐体の強化後、重量増と軸周りの強化で音質差を明確に感じました。

吉報をお待ちしています。

by Sasha (2016-02-19 11:30) 

SEED

ありがとうございます
いろいろと作成&チューニングのメニューが詰まっているので
なかなか手が出せません
今日はチューナーでFMが聴ける環境整備をしました
明日は電池ボックスの作成です
このプレーヤーはまず前のモデル(こちらも2台あり)で構造と
調整をしてから本格的にトライしていければと思っています
がんばってみますね♪

by SEED (2016-02-24 21:02) 

Sasha

SEED様
SEEDさんのBlog読んでおります。
頑張ってください!

私は、現在スピーカーの置台を製作中です。
次に、プレーヤーの塗り+プリアンプ又はトランスの購入を考えています。 それでは


by Sasha (2016-02-25 15:44) 

 ピーター

Please allow me to congratulate you. Great Job

As a matter of fact I'm in the process of remodeling a Fisher Mt-6250, because I'm also impressed with the 120 pole motor.

I hope you don't mind but I'm going to steal your bright ideas of having the power supply outside of the box and also reinforcing the central shaft with the aluminium disc.

Pedro from Santiago, Chile

by ピーター (2017-08-14 12:18) 

Sasha

Hello! Pedro

Thank you for visiting my blog, and you understood an idea.
But original is not mine.
This is Mr. Egawa’s idea who stereo critic (he was passed away few years ago). First he found out 120poles motor that is so smooth, which made by Sanyo electric.
Then he was remodeling this record player almost 40 years ago.

Of course I welcome making same player.
Go ahead!
When you finished your record player give me some information please.

Sasha Tokyo Japan
by Sasha (2017-08-18 14:55) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

メッセージを送る